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谷戸の水辺保全 日 時)2月24日(火) 9:30〜12:00 曇 場 所)生田緑地 ハンノキ林 活動者)岩田臣生 生田緑地ハンノキ林の水辺は、水涸れという危機的状態にあります。 昨夏の高温と降雨不足により、長年心配していた水不足が、水流の水が涸れるという事態を起こし、ゲンジボタルの棲息が危惧されています。 最近、漸く、神奈川県全域でも、降雨不足がニュースになるようになりましたが、 私たちは、昨年9月から、対応を検討し、少しずつ、保全活動を進めています。 翌日、2/25(水)の降雨予報は期待できそうでしたので、その降雨を最大限有効活用できるようにしておこうと思い、谷戸に降りました。 萌芽更新地区を源頭にする小さな谷の奥の水辺際には、シロダモなどが数本、大きくなっていましたので、これを除伐することから、活動を始めました。 昨年、2025/9/13(土)の里山倶楽部の時に掘った、源頭部のハンノキの上側の水溜まりは、 その後、消えることなく、水面ができていました。
このハンノキの下側に掘っていた水溜まり穴は、今まで涸れることが無かったのですが、この日は涸れた底を見せていました。 この水溜まりは、溜め池的な機能を持つ池にしたいと考えていますので、この日は、少し深く掘っておくことにしました。 すると、直ぐに、浅いながら水面が広がりました。 ただ、この水は地表を流れてきた水ではなく、周囲の地層から染み出した水なのです。 まだ、水の出入りのある底土の管理方法は分かっていません。
ハンノキ林東側の水辺の水流の要点になると思って、最初に掘った水溜まり穴は、この日は涸れていました。 水溜まりの連続する水流を目指すのであれば、この堰を高くし過ぎたと思いましたので、下流へ流すための水路を掘りました。 この水溜まり穴も、少し底を掘ったら、水面が見られましたので、地下には水がある状態のようでした。
ハンノキ林東側水流を階段状にするために掘った水溜まりには、水がありませんでした。 どのくらい乾いてしまったのかを調べるために、中程の段の底土を掘ってみました。 底土を30cmほど掘ったら、水が少し染み出してきました。 地下30cmほどのところには、僅かな水が染みて、広がっているらしいことが分かりました。
この染み出していた水は、30分後には、次の写真のように溜まっていました。
田圃の状態を見に行きましたが、投入した落葉の下に水が見えましたが、湛水する様子はありませんでした。 田圃の周囲には、オオイヌノフグリが咲き、フキノトウも出始めていました。
ハンノキ林に戻り、ハンノキ林上の池から、先程、底土を掘った水溜まり穴までの水路を見直しました。 そして、水溜まり穴と水溜まり穴の間の土盛りを部分的に下げました。 ここに数個、掘った水溜まり穴の一つには水面がありました。 この辺りの飯室層の上面は、単純な平面ではないようです。
やはり、水辺の保全活動は水がある時でないと困難です。 谷戸周囲の地層に貯留されている水は、今後、少ない状態が続くものと考えなければならないと思います。 このように水辺が乾いてしまうと、水辺の生きものは生き残れないのではないかと思います。 帰り道のピクニック広場には、シロハラが挨拶に現れました。
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かわさき自然調査団の活動