里山倶楽部
【2025/7/19 更新】

令和 7 年度第 9 回里山倶楽部
芝生広場上雑木林の更新管理

日 時)2025年7月19日(土) 9:00〜12:00 晴
場 所)生田緑地 芝生広場上雑木林(A09-8)
参加者)伊澤高行、加登勇司、北川英樹、吉澤正一
事務局)岩田臣生           計 5 名


(上図)活動場所位置図

第9回里山倶楽部は、芝生広場上雑木林の更新管理を行いました。
当該地区のアズマネザサのヤブを刈って、ナラ枯れの始まった大径木の伐採を始めたのは 2020年でしたので、斜面の下方は伐採後5年目になります。
今回は、樹木が密集している所の択伐とアズマネザサ刈りを行いました。
今年は、この伐採更新中の雑木林を対象に、樹林倶楽部の活動を始めましたが、昨年つくった観察周回路を歩くのがやっとで、そこから外れて歩くのは容易ではありませんでした。
観察してもらうための伐採更新ではありませんが、更新管理の途中で発芽してくる植物もあれば、消えてしまう植物もあると思うので、 それを記録することができれば、面白いと思っています。
小径木であっても、樹木の伐採を伴う植生管理は、秋〜冬の活動という認識ではありましたが、9月に再開する樹林倶楽部のために、立ち入れる路を増やしておきたいと思い、 また、植生管理を行う私たちも、枝葉の繁る夏期の状態を観察しておくべきだと思いました。
参加者には、ヤマグワ、ヒメコウゾ、アカメガシワ、クサギ、キリ(実生)などは伐採して、アズマネザサを刈って、人が入れる間隙を入れようという話だけして、 活動しました。
実生から育ってきた、これらの樹木は、5mほどになっていて、混みあっている繁みの中から、どれを除伐して、どれを育てるか、判断することが難しい場所もありました。
あと2〜3年も経てば、雑木林と呼べる状態になると思いますが、今回、繁みを見ていると、樹木の成長速度が急に増したのではないかと感じました。
木蔭もでき始めて、暑さの中ですが、植生管理を楽しいと感じることができました。
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休憩しました。
 10:33 WBGT 22.1℃、周囲温度 26.5℃、湿度 67.1%

記念の集合写真も撮りました。
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前回見つけたコジュケイの卵は、全て割れて、その場に残っていました。
また、活動中、芝生広場の方から、コジュケイの警戒時の声が、長時間、聞こえていました。

大径木伐採の最後に伐採したヤマザクラの萌芽更新のための伐り直しを、2022/1/18(火)に行いましたが、 そのヤマザクラが萌芽してくれて、直径2〜3cmの萌芽枝になっていました。
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活動を続けました。
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12時10分前には、終了しました。
今回の活動で、ヤマグワ、ヒメコウゾを判断できない参加者がいることが分かりました。
ハンノキ林東地区のアズマネザサ刈りの時に、ヤマグワ、ヒメコウゾは除伐して良いと話して、活動してもらっていたのですが、・・・。
これらは、葉の形状に変異が多いので仕方ないかも知れません。
大事に、伐採せずに残してあったヤマグワ、ヒメコウゾの群落は、見つけた時に伐採しました。
アカメガシワなどは、樹高5〜6mに育っていましたので、密生している場所では、迷うこともありました。
繁みの中では、スズメバチではありませんでしたが、金色に輝くハチがまつわりついてきて困ることもありました。
芝生広場上雑木林は、日陰が無くて、暑いという印象だったのですが、今回の活動では、密生した小径木の日陰の中で活動することになり、 アズマネザサの勢いも落ちてきたような感じもありました。

今回活動した場所の上側、アオハダやクヌギの萌芽が育っている辺りの繁みの択伐、アズマネザサ刈り、転がっている玉切りした材の片付けなどを行うと、 観察に入れる範囲が一気に広がると思いますが、・・・。

かわさき自然調査団の活動

特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for nature Research and Conservation

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