令和 7 年度第 4 回樹林倶楽部 芝生広場上雑木林の植物調査 日 時)2025年10月19日(日) 9:00〜11:00 曇 場 所)生田緑地 市民活動室、芝生広場上雑木林 参加者)佐藤登喜子、廣瀬朗子、榎本有里 事務局)岩田臣生 計 4名 生田緑地樹林倶楽部第4回です。 生田緑地市民活動室に集合してから、生田緑地整備事務所裏の尾根路に出て、芝生広場上雑木林に向かいました。 途中、オトコヨウゾメが、赤い実を吊り下げていました。 また、道端には、ノガリヤスが花を咲かせていました。
芝生広場上雑木林に入りました。 この雑木林は、2020年1月に、鬱蒼たるアズマネザサのヤブを刈ることから始めて、2022年1月まで、ナラ枯れコナラやアカシデの大木などを伐採して、 伐採更新を行っている雑木林です。 基本的には、皆伐のイメージなのですが、当該地区には、ツノハシバミ、アオハダなどの大木があり、林床には稀少な草本もあったことから、 再生する雑木林のイメージを描いて、そこに向けた、意識的選択的な伐採更新を進めています。 伐採更新に着手してからの期間としては5年が経過していて、7月には、3回の更新管理活動(間伐とアズマネザサ刈り)を行っています。 その効果があって、夏草に埋もれた状態ではなく、気持ち良く、調査を行えました。 ただ、今回は、藤間先生が体調を崩して参加できなかったため、植物社会学的な植生調査は行えず、開花、結実している植物を記録する植物調査のみの活動としました。 樹林倶楽部の調査結果は、年単位でまとめて、報告したいと考えています。
ツノハシバミは結実していて、更に、雄花の蕾が形成されていました。
ガマズミが紅い実をつけていました。
ゴンズイも結実していました。
萌芽更新を試しているヤマザクラの萌芽は、細いながら、枯れてはいませんでした。
ナラ枯れで伐採したコナラの中には、萌芽してきたものもありましたが、萌芽枝は細く、弱弱しい状態です。
雑木林の中につくっていた観察路は昆虫もよく利用するらしく、ジョロウグモが巣を張って、大きくなっていました。
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