絶滅危惧種の種子採取、ハンノキ林の溜め池づくりなど
【2025/9/4 更新】

絶滅危惧種の種子採取、谷戸の溜め池づくりなど
日 時)9月4日(木) 9:00〜12:00 曇
場 所)生田緑地 下の田圃地区、湿地地区、ハンノキ林地区
活動者)岩田臣生、田村成美



9/5(金)には、台風が来て、雨を降らしてくれそうですので、その前に、絶滅危惧種の種子採取を行っておくことにしました。
下の田圃(10)には、ウエイダーを履いて、田圃に入りました。
対象の絶滅危惧種は、まだ、緑色の未熟と思われる種子が殆どでしたが、成熟しているものも、少ないながらありました。


コナギの花が咲いていました。


湿地地区(B05)の絶滅危惧種の種子も、少し採取しました。
成熟した種子の数は少なかったのですが、それでも十分だと思います。

この日も、少しの降雨はあったのですが、湿地地区の水路に水面はできませんでした。

コバノカモメヅルが開花していました。


これからは、降雨不足による水涸れが頻繁に起こると思われますので、水涸れ対策として、溜池機能を持たせた水溜まりをつくっておく必要があると考えて、 そのための活動を始めることにしました。
この日の雨では、谷戸の水流の復活は起こりそうにありませんでしたので、ハンノキ林北端部のミヤマシラスゲが繁茂していた湿地(図中06)に、 溜池機能を持った水溜まりをつくる活動を始めました。
この溜池としての水溜まりは、湿地地区への水の供給を安定させることを考えるものです。
土地の高さ関係を考えると、少し上流から3段ぐらいの水溜まりにする必要がありそうです。
ハンノキの位置にも配慮しながら、少しずつ、やってみて考えるやり方で進めたいと思います。




倒木もあります。



竹林下水流の末端辺りにも、溜め池としての水溜まりを考えたいと思います。
この日は、ヤブをつくっていたアオキなどを刈りました。


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