谷戸の水辺保全など
【2025/7/22 更新】

谷戸の水辺保全など
日 時)7月22日(火) 9:00〜12:00 晴
場 所)生田緑地 湿地地区、上の田圃、城山下谷戸合流部
活動者)岩田臣生

ニイニイゼミも声が大きくなったように感じました。
ウグイスの鳴き声は余りに大きいので、ガビチョウかも知れません。
ピクニック広場下辺りのヤブマオ?が、枝葉を大きく園路に伸ばしていたので、伐ったら、その枝にカブトムシがいました。
近くのヤブに放り出しました。

イチモンジチョウが現れました。

ハンノキ林西の池の水の流出口?に泥寄せしました。
流入している水は一段と少なくなっていました。
イネワラを一掴み、中央部に放り投げました。


湿地地区1段目の水路のサワガニ穴を塞ぎました。
流量は少ないながら、何とか2段目に届いていました。
4/29(火)に播種した絶滅危惧種は、6/5(木)には発芽してくれ、まだ小さいながら、小さな細い花茎を伸ばしている株もありました。

タマガヤツリ?のような植物が穂をつけています。

流入する水量は少ないものの、3段目にも、水面が広がっていました。


湿地地区の水は大丈夫でしたので、上の田圃に移動しました。
梅ノ木広場の草刈りの頻度が高くなりました。
今年は、キンミズヒキ、ゲンノショウコなどの花は期待できないかも知れませんね。
キアゲハがいました。


7/20(日)の里山の自然学校の時に、大きな水漏れを起こしていましたので、イネワラを用いて、その水漏れ穴の箇所を補修しました。
しかし、沢水の流量は非常に少ない状態でした。
その少ない水を溜めて、田圃の上の段は湛水に近い状態でしたが、その堰下には水は無く、下の段は完全に水涸れ状態でした。

いろいろと考えられることをやってみましたが、効果的な方法は思いつかず、堰の土嚢を1枚外して、下の段にも、水を分けることにしました。
少し休憩したいと思いましたが、梅ノ木広場のベンチは陽当たりが良いので、田圃の傍の日陰にレジャーシートを広げました。
 10:00 WBGT 26.4℃、周囲温度 25.9℃、湿度 90.0%点滅
高血圧ながら塩分チャージを舐めて、麦茶を飲んで、チョコサンドを食べて、仰臥しました。
青空に白い雲が浮かんでいました。
視界に入る飛翔する野鳥や昆虫はありませんでした。
弱いながら、少し爽やかな風が心地よく、お蔭で、20分ほどで、すっかり気分が良くなりました。
下の段には、まだ、水は広がっていません。



セリが開花していました。

田圃下草地のノカンゾウの花茎を数えたら、15本はありました。

田圃奥の日陰に、キマダラセセリがいました。

ミソハギが花盛りでした。


谷戸の末端まで、状態観察を行いました。


城山下谷戸合流部に移動しました。
谷戸右岸水流の落枝ダムの水溜まりには、ホトケドジョウが数匹、確認できました。

芝生広場側斜面林下の水溜まりには、水が残っていました。
水辺には、アライグマの足跡が残っていました。




帰り道、上の田圃の下の段の水涸れを再確認しました。
夏の間、水涸れ点検を続けなければなりません。

かわさき自然調査団の活動

特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for nature Research and Conservation

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