谷戸の水辺保全など
【2025/7/10 更新】

谷戸の水辺保全など
日 時)7月10日(木) 9:00〜12:00 晴
場 所)生田緑地 湿地地区、上の田圃、城山下谷戸合流部
活動者)岩田臣生、田村成美

水漏れ補修だけは行わなければならないので、谷戸に降りました。
湿地地区の水路には、少ないながらも、水が流れていました。
2段目につくっている水溜まりにも、水面が広がっていました。

3段目にも、水面が広がっていました。

2段目には、草が繁茂していました。

水は少ないのですが、植物は枯れることはないと思います。


上の田圃に移動しました。
導水路が木道下を通るパイプが泥詰まりで水が止まっていて、水涸れしていたので、泥を上げて、水を通したところだという報告でした。
止まっていた水を流したばかりだというのに、上の段には水面が広がっていました。
しかし、湛水するところまでにはなっておらず、下の段は完全に水涸れしていました。
あちこちに、アライグマの足跡がありました。


カントウヨメナが咲いていました。
カントウヨメナ

短時間で、ここまで水面が広がったのであれば、もう少し経てば、下の段にも水面が広がるだろうと考えて、城山下谷戸合流部に行きました。
谷戸右岸水流につくった落枝ダムには、一昨日、土嚢を3枚並べましたが、その土嚢の高さまで、水溜まりの水位は上が上がっていました。
そこで、今回は、土嚢を2枚追加しました。
ホトケドジョウは5〜6匹に増えていました。
前回干上がっていた水流には、少ないながら、水が流れていました。
ここには、セキショウ?が生えているので、水が涸れなければ、生きものにとっては快適な水溜まりになると思います。
落枝ダムがあるので、洪水時でも、土嚢が流される確率は低いと思います。


次は、芝生広場北斜面の下につくっている水溜まりですが、今回は、ほぼ完全に涸れていました。
城山下谷戸の水流の水が消えかけているということなので、ここは、次回、降雨後の水が流れている時に、水溜まりづくりを続けることにします。



谷戸右岸水流について、城山下谷戸合流部から上の田圃までの間の泥上げなどを行って、流れを調整しました。


上の田圃に戻ったものの、田圃の下の段に、水は入っていませんでした。
そこで、導水路の水漏れを点検したところ、数ヶ所で、長靴が簡単に沈んでしまう所がありました。
流量が多い時は問題になりませんが、流量が少ない今は、水漏れ穴として補修しなければなりません。
2006年の田圃づくりの時は、どこから漏れているのか分からない水漏れを止めるために、田圃の中の怪しい所を踏み固めることを繰り返したことを思い出しました。

ルリシジミがリュックに止まっていました。
ルリシジミ
田村は、せっせと上の段の泥上げをしているので、今回は、やりたいことをさせることにして、下の田圃を見に行きました。



下の田圃には、コナギなどが育っていましたが、絶滅危惧種が花茎を伸ばしていました。




下の田圃に流入する水は、何故か、潤沢なので、ここでは水の心配は無用です。

一休みしました。
 11:13 WBGT 28.0℃、周囲温度 31.6℃、湿度 68.8%
シオカラトンボが5〜6匹、縄張り争いをしていました。
シオカラトンボ

湿地地区に移動して、繁茂が気になった植物、カナムグラ、ヒメコウゾなどを少し刈ってから、竹林下デッキで一休みしました。
コミスジが傍に来て遊んでいました。
コミスジ

ハンノキ林西の池の水漏れ箇所を点検し、泥寄せを行いました。
流入する湧水が極めて少ないことを確認しました。
ミゾソバが開花を始めていました。
ミゾソバ
ここには、大きなホトケドジョウ数匹、オタマジャクシ数匹がいました。

かわさき自然調査団の活動

特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for nature Research and Conservation

/