【活 動】

1.生田緑地の谷戸の自然保全活動
 2004年に、生田緑地の生物多様性保全と里山らしい景観づくりを目的に、活動を始めました。
 2004〜2006 年、生田緑地の谷戸に、小さな田圃を、毎年1枚づつ再生しました。(B06、B07)
 田圃は、里山の自然学校のフィールドとして活用していますが、生きもののための田圃として保全・管理しています。
 2004年末には、乾燥によって消えてしまった植物の復活を目指して、湿地を再生する活動を始めました。(B05)
 これを発端に、県内から消えつつある植物の復活・保護のための環境づくりも始めました。
 勿論、谷戸の水辺に生き残ったゲンジボタルをはじめとする様々な生物の生息環境を保全することは重要な課題です。
 活動日は不定期ですが、現在は、
  火、木曜日に、水辺保全を中心にした活動を、
  土曜日は、里山倶楽部を開催して、雑木林の保全活動を、
  日曜日は、年間11回ですが、里山の自然学校を開催しています。
 活動調整などは、班のメーリングリスト( suiden-konrac@googlegroups.com )を使って、話し合っています。
 基本は、「取り返しのつく範囲で、やってみて、考える」で、自分で観察して、考えて、行動できる人を求めています。


2.里山の自然学校
 2005年5月に開校しました。
 小学 4〜5 年生を対象に、身近な自然の見方、接し方を教え、自然が大好きな子どもを育てたいと思っています。
 田植え、稲刈り、脱穀などの田圃活動、プールのヤゴの救出作戦、ホタル観察、夜の昆虫観察、春夏秋冬の里山体験など、
 11 回のプログラムとして運営しています。
 事務局は、現在、岩田団長が担当しています。
   里山の自然学校ML satoyama-school@googlegroups.com

3.生田緑地のゲンジボタルの保護活動《生田緑地ホタルの国》 (生田緑地ホタル生息環境保全事業)
  2004年、ホタルの里整備事業完工後のホタルの季節の谷戸の問題を解決するために、2005年に川崎市北部公園事務所から依頼され、 北部公園事務所の権限を委嘱されたホタル指導員によるホタル・パトロールの活動を始めました。
 これを、私たちなりに改良して、
 ホタルの成虫の出現時期に「ホタルの国」と称して期間と場所と時間を決めて、誰でも安心してホタルの光の舞を観賞できるように、
 また、ホタルの繁殖行動が阻害されないようにすることを目的に活動しています。
 公募市民による「ホタル・ガイド・ボランティア」のコーディネート、ホタル観察会の開催などを行っています。
   ホタル・ガイド・ボランティアML hotaru@googlegroups.com


4.外来生物影響調査
  現在活動休止中です。川崎の外来種の現況を調査しようという方の参加を期待しています。

5.里山倶楽部(生田緑地マネジメント会議自然会議市民部会)
 ●2006年 生田緑地植生管理協議会の会則を変更して、市民部会という仕組みをつくりました。
 その愛称が「里山倶楽部」です。
 生田緑地の雑木林は老齢化し、遷移も進みつつあります。
 市街地の中の里山として、多様な生物の生息する魅力的な雑木林を維持するためには、市民と行政の協働による適切な植生管理が
 不可欠です。
 ●植生管理計画
 市民部会を開催して、植生管理について話し合い、植生管理計画を作成し、実際に、植生管理を行うようにもなりました。
 2013年(平成25年)3月に、生田緑地マネジメント会議が発足し、生田緑地植生管理協議会は廃止になりましたが、
 里山倶楽部は、川崎市との協働であったので、生田緑地自然環境保全管理会議の活動として、継続されています。
 植生管理計画については、川崎市が立案し、自然環境保全管理会議が適否を提言、行政計画として管理することになりました。
 里山倶楽部については、こちらを参照してください。
 ●飯室山南皆伐更新地区の皆伐更新
 将来、生田緑地でも起こるかも知れないナラ枯れに備えて、皆伐更新をできるように準備することを合議し、
 2010 年末に北部公園事務所が皆伐した地区の更新管理を里山倶楽部が行って、若齢コナラ林を育てました。
 この皆伐更新は、自然発芽した実生を育てて、雑木林を再生する方法で、コナラ林を再生しました。

 ●萌芽更新地区のやり直しの伐採更新
 2008年〜

 ●芝生広場上雑木林の伐採更新
 2020年〜

 ●ハンノキ林東地区(コナラ林)の伐採更新
 2022年〜
  
    <里山倶楽部の活動系譜>


6.モニタリングサイト1000里地調査 一般サイト/生田緑地
  2008〜2022年
  水田ビオトープ班では、哺乳類調査(2008〜2022年)ホタル調査(2009年〜2022年)水環境調査(2008年〜2021年)
  人為的インパクト調査(2008〜2017年)を担当しました。
  しかし、負担が大きいため、その後は撤退させていただきました。
    <活動経過等>


7.生田緑地観察会ガイド
  水田ビオトープ班は、個別の生物の観察ではなく、「里山の自然」と題して、生田緑地の自然のガイドを考えています。
  <水田ビオトープ班がガイドした生田緑地観察会>

8.交流
  

9.メールマガジン配信
  主として活動を報告するためのメールマガジンを編集し、配信しています。
  《生田緑地田圃通信》
  《News Letter from 里山の自然学校》
  《生田緑地里山倶楽部通信》


【メンバー】
班長
岩田 臣生 (いわた とみお)

2004/4/1 入団、水田ビオトープ班新設、同班長
2014/7/1 理事就任
2023/4/1 生田緑地自然環境保全管理会議会長就任
2023/7/1 団長就任
岩田 芳美 (いわた よしみ)

2003/11/26 理事・事務局長
2023/6/30 理事・事務局長退任
鈴木 潤三(すずき じゅんぞう)

2012/7/31 入団
水上 健 (みずかみ たけし)

2006/4/9 入団
政野 祐一 (まさの ゆういち)

2013/10/14 入団
田村 成美(たむら なるみ) 
 
シダ植物班と両方で活動
東 陽一あずま よういち

2019/4/20 入団
岩渕 裕輝(いわぶち ゆうき)

2019/4/20 入団
加登 勇司(かど ゆうじ)

2019/4/20 入団
北川 英樹(きたがわ ひでき) 

2020/1/25 入団
吉澤 正一よしざわ しょういち

2019/4/20 入団
伊澤 高行(いざわ たかゆき)

2020/4/1 入団
野下 智洋(のした ともひろ)

2022/10/10 入団
上路 ナオ子(うえじ なおこ)

2021/6/10 入団
佐藤 優子 (さとう ゆうこ)

2023/1/28 入団
廣瀬 朗子 (ひろせ あきこ)

2023/11/11 入団




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